先ずはお約束で、現物合わせでナイフが入る深さを決めて、鉛筆でケガキを入れていきます。 これを、もう一つの方にもケガキます。 |
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彫刻刀でザクザクと彫込んでいきます。 |
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かなり思い切って彫込んでいかないと、作業が進みません。 大胆に彫込んでいきます。 |
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とりあえずナイフが入るくらいになってきました。 |
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実際にナイフを入れて現物合わせで掘り進みます。 ただ、ナイフの方には色々と装飾した突起があるので、この装飾の当たる所をさらに彫込んでいきます。 あと、忘れてはいけない…、刃の部分も彫っていきます。 これで、一応ナイフが収まる様になりました。 簡単に書いてきましたが、これで2日間ほど掛かっています。 |
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2つを合わせた時に、8角形になるように角を削りました。 ただ、幅が70mmに対して厚みが40mm。これを2枚合わせると厚みが80mm(70X80)になってしまい、きれいな8角形になりません。ここでキチ ンと8角形にしておかないときれいな円柱を作る事ができなくなります。 ということで、厚みを約5mmほど削り落としています。 これで厚みも70mm(35X2)となり、きれいな8角形(70X70)ができます。 ここで削っている工具は、ボール盤です。高さを合わせて、エンドミル風のルータービットで削っています。 |
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本体の方と併せて、角の部分の部品も作製していきます。 本当は角となる部分も一体で作りたかったのですが、近所のホームセンターでは、その大きさの花梨がありませんでしたので、仕方なく角の部分は付け足しとな ります。 ただ、色味が合ってないとおかしくなるので、彫込んだ時に出た切りクズをホームセンターに持ち込んで、色合いを確認しながら買ってきました。 さて、この買ってきた物を4等分にしまして、角の中にある穴加工をする為に、ドリルで下穴を開けておきます。 ドリル径は5mmです。 |
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ちょっと仮組みしてみました。 |
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とりあえず、角の部分を加工します。 デザインのイメージに沿うように加工していきます。 ただし、ここで4つとも丸々同じように作ってしまうと、ナイフ本体の象嵌でもやった、「手作り感」が無くなるので、ワザと穴の大きさや、エグレ具合を変え て加工していきます。 |
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両サイドも丸みを持たせます。 これも、形が同じにならないように「良い加減」に加工します。 背中にふってある英字はどこに貼るか決めたためです。 4つとも木目の流れと色合いが微妙に違うので、本体の木目や色合いに合わせて貼る位置を決めました。 角の部分はここまでの加工で止めておきます。 |
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本体の加工に戻ります。 写真を撮り忘れていますが、上部(ナイフが入る方)の口の部分は角を取り付ける関係で、少し細く絞っています。 さて、本体の裾(下方)に絞りをいれていきます。 ただ、ここでいい加減に加工してしまうと、キレイに絞れずバランスが崩れてしまうので、1面づつキチンと加工していきます。 まずは当たり線を引いて、その通りに削っていきます。 |
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とりあえず、のこぎりでザックリと。 |
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2面分の絞りが削り終わりました。 余談ですが、ナイフ本体を入れた時、ロックする方法をアレコレ悩んでました。この段階ではまだやっていませんが、ナイフを入れて、右に(時計回りに) 90°回すとロックが掛かるギミックを後ほど加工します。 ただ、その加工のときの写真を撮っていないので…後に2つを張り合わせる段階で見て下さい。 |
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2面を絞り込んだだけなので、底面が長方形です。 |
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もう2面を絞ります。 底面が正方形になりました。 |
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これをバランス良く8角形の錐体にしていきます。 右が加工前、左が加工後です。 |
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まだ接着していないので、これだけ底面が細くなると、自立しなくなります。輪ゴムで止めて仮組みしてみます。 |
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先端(底面)に入れるクォーツの形を彫込みます。 クォーツはスモーキークォーツです。 |
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角の接着に入ります。 片方づつエポキシで接着します。 |
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片方が完全に固着したあと、もう片方も接着します。 |
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接着し終わりました。 正面から見るとこんな感じです。 |
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角の外側のカーブラインに合わせて本体の方を削って、自然にラインが繋がるようにします。 |
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改めて8角形の錐体に削ります。 |
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今度は角の横の所を本体と馴染ませます。 あくまで「土器」というイメージなので、それを損なわない様に曲面をキレイに成形していきます。 ここで、角の中が1つのくり抜きになっている事にお気付きでしょうか?。 火焔土器では2つに区切られていますが、このサイズで作るとしたら…指も入らないような穴の加工は無理ですよね。 という事で、1つの大きなくり抜きとしました。 |
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本体との接合部をキレイに馴染ませながら、角のくり抜き部分も削って肉厚を薄くしていきます。 ただし、あまり肉抜きし過ぎると強度が無くなるので「良い加減」で…。 |
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接合部も馴染んできました。 くり抜き部分の周辺部も加工しています。 |
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裏側から見るとこんな感じです。 |
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張り合わせ前にやっておく加工は全て終わったのでいよいよ接着に入ります。 ナイフを90°回転させて固定するギミックの溝彫りがわかりますか?。右の入り口近くにはスカルベ(黄金虫)が、左側の真ん中辺りには蛇の所に入れたレッ ドジャスパーが噛む様になっています。 刃の収まる所も90°分をくり抜いてます(このページの最後の写真を見てみて下さい)。 真ん中辺りにナイフに巻いたシニューが当たる所があるので、革を巻いて当たりを和らげています。でないとシニューがササクレ立ってしまいます。 |
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エポキシで接着します。 |
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接着完了後、下(底部)の所に革紐を巻く予定なので、その部分を削っています。 |
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45°回して見た感じ。 |
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角の下の8角錐の部分を、もう1つ削り込んで16角錐にします。 |
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デザインではチョットした文様のつもりでしたが、角と角の間が寂しいので、小さい角を取り付けます。 |
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接着終わって削りに入ります。 下の錐体の所に既に文様が書かれていますが、コチラは次のページで紹介します。 |
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組み立て終わったのを、正面からみたところ。 刃が90°回転できるように彫込んであるのがわかりますか?。 あと、小さい角の1カ所がチョット大きめで残してありますが、ここにナイフのスカルベ(黄金虫)を合わせるとナイフが入ります。 |